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2014年5月16日金曜日

Be.Cloud通信をはじめました
〜クラウドって一体なんなんだ?(2/2)〜


Be.Cloud通信戌亥です。


最近ルーズヴェルト・ゲームを見ています。子供が少年野球をやっているので、一緒に見ていますが、子供は野球のシーンしか見てないようです。野球で一番面白いスコアが8対7というのは知りませんでした。

かし、最近野球関係のテレビがおおいですよね。これもダルビッシュやマー君効果でしょうか?


さて、前回のBe.Cloud通信では「ユーティリティコンピューティング」と「所有から利用へ」という話をしました。

今回は「設備投資や保守」の考え方がどう変わるのか?という点と、「クラウドのメリットとデメリット」について考えてみたいと思います。

◯ 設備投資と運用はどうなるの?

前回の井戸の話を思い出してみましょう。井戸は個人の敷地内に作りますね。もちろん共同で出資して作る場合もありますが、誰かの所有地に作ります。

一方で水道水を使う場合は、市が設備投資をしますよね。そしてそれは、毎月支払われる利用者の水道代から賄っていくことになります。

もちろん、水道代には水を安定的に供給する為の保守費用も入っています。

井戸水をすくって、いちいち検査をして、何か有毒な物質が含まれていないかどうかを調べるのは大変です。それらは全て専門家に任せましょう。

井戸を自分の敷地内に作って、みずから保守をするというのは、ITでいうと、ハードウェアの調達からネットワークの構築、アプリケーションの開発まで全て自らでやるのと同じことです。設備投資が必要な上に、保守の為の要員も自ら用意をする必要があります。

一方でクラウドの保守は専門家が対応してくれます。「何かが起きた時」の為にバックアップの仕組みも考えてくれます。これは市町村の水道局が全て保守をしてくれて、万が一施設が故障した場合には別の施設から水を供給する仕組みを作ってくれているようなものです。

IT投資にはCAPEXとOPEXという考え方があります。
CAPEX(Capital Expenditure)は設備投資で、OPEX(Operating Expense)は運用経費となります。クラウドは設備投資(初期投資)を小さくし、運用経費に切り替えて行くことになります。

初期投資は費用として見えやすいですよね。しかし、運用経費はなかなか見えにくいものです。
例えば、保守運用にかかわる要員が少なくて済みましすし、EOS(End of Support。ベンダーの理由でハードウェアやソフトウェアのサポートが停止されるような状況)により発生する、ハードウェアの再購入費用やアプリケーションの移行費用など、あとからかかる費用など、IT投資は見えにくいですよね。
みなさんWindows XPでアプリケーションの移行で大変苦労をしました。

EOSにかかる費用を当初から見積もって投資する人はなかなかいません。
その点クラウドは利用した分を支払うというわかりやすいモデルに変わります。

◯ クラウドのメリットとデメリット
クラウドは「見えにくい」とか「わかりにくい」とかよく言われますが、ガス・電気・水道と比べればそのメリットがよくわかります

1、所有から利用へ
2、運用は専門家に
3、リスク管理
4、安定供給
5、安全性
6、コスト
7、End of Supportコストの見える化

等々ユーティリティと比べて比較をしてみればそのメリットはよくわかりますね。

それでは、デメリットはなんでしょうか?

1、広域に影響を及ぼす
停電・断水が起きると多くの家庭に影響を及ぼすように、クラウドも影響範囲が広いことが指摘されています。
有名なのはAmazonの障害ですね。
この記事がわかりやすいと思います。
http://m.jp.techcrunch.com/2012/07/04/20120703ghosts-in-the-machine-what-really-happened-when-the-lights-went-out-at-amazon-web-services/

2、単一障害点(single point of failure)
国の防衛で重要なのは電力の確保であると言われています。なぜなら、電力が供給されないと、レーダーすら使えなくなるからです。

単一障害点というのはクラウドの課題でもありますね。
クラウドが停止すると、企業の業務が止まってしまうかもしれません。その為にもバックアップ環境やシステムの分散は検討しておくべきですね。

3、セキュリティ
よくいわれるのはクラウドのセキュリティです。もちろん、セキュリティは重要です。
閉域網やプライベートクラウドをうまく組み合わせて、利用しましょう。プライベートクラウドは、共同で井戸を作るのと同じですね。企業で言えば、グループ会社全体で利用したりすることも出来ます。



また、最近Amazon Web Servicesが米国防総省からセキュリティ認定を受けたというニュースが流れていますので、こちらの動きも注目です。


〜おまけ〜


水道水の話に戻すと、自分達で井戸を掘って使うというほど重要なシーンはどれだけあるでしょうか?
お風呂や洗濯に使う水は、水道水でいいですよね。わざわざ、井戸水を組み上げる必要はありません。
もしかして、食事に使う水や飲み水は井戸水の方が美味しいかもしれませんが、それは毎日ではないですよね。

レストランのようなおいしい水を売りにしたいところは、井戸水レストランとかで差別化をつけることは
できるかもしれませんが、本質は素材とシェフの腕前ですよね。

もちろん、銀行の勘定系などのように、それ自体が競争力となるもシステムは自分達で投資して運用することも考えられます。
それは水自体を競争力の源泉としている、例えばビール会社など、は水道局には頼ってないのと同じです。

全てをクラウドに持っていけばいいというものでもないので、プライベートクラウドとパブリッククラウドを旨く使い分けましょう。


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