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2014年9月17日水曜日

継続的インテグレーションと継続的アダプテーション

Be.Cloud通信戌亥です。

iPhone 6とiPhone 6 Plusが発表され、発売が開始されました。私は、片手派なので、iPhone 6 Plusには否定的であったのですが、以下の記事を見て考え方を改めました。

『林信行が読み解く「2つのiPhone」と「Apple Pay」 』

それは「クラウドテクノロジーの川を渡る5つのポイント」にも記載した、継続的インテグレーションを思い出したからです。

そもそも私がコンピュータを使っていて大変不可思議であったことを、iPhone3Gの発表前の3月にiPod Touchを購入して気づきを与えてくれたのはAppleでした。QWERTY(クワティ)キーボードというのをご存知でしょうか?皆さんがよく利用しているキーボードはほとんどがこのQWERTYキーボードです。皆さんのキーボードを見てください。上から2列名、数字のキーの下のキーボードを左から読むとQWERTYという配列になっています。この言葉の由来はこのキー配列から来ています。そしてこのキーボードの配列が出来上がったのは、タイプライターの技術的な課題と英語で連打するキーとの関係でできあがったものです。詳しくはWebで「QWERTYキーボード」を検索してみてください。かなり詳細に解説されています。

私の疑問というのはタイプライターが作られた時代の技術が今も尚使われているということです。そして、パーソナルコンピュータが出来て、タイプライターが持っていた技術的な課題も既に解決されているにもかかわらず、未だにQWERTYキーボードを使い続けています。

iPod Touchを利用し始めて初めて日本語フリックキーボードを経験しました。私も最初はQWERTYで日本語ローマ字入力をしていましたが、フリックキーボードに慣れてくるとそちらの方がずっと早い入力ができるのです。iPhone 3Gが販売されたときに、キーボードの不満を話す人が多かったのを覚えています。ハードウェアキーボードであること、ブラインドタッチで入力が出来ない等、いろいろな不満を話していた人がおりました。私の近くにもいました。結局は人間は慣れ親しんだものと全く違う「物」、「事」に対して反発をするのでしょう。住み慣れた地域から別の地域に移動するのと同じです。

そんなことはさておいて、クラウドの話に戻りましょう。皆さんはIE6で苦労をしませんでしたか?慣れ親しんだブラウザIE6がWindows XPの保守切れにともなって、サポート切れとなる為にIE6で動いていたすべてのシステムを変更しなければならなくなった、という問題に誰もが不満を覚えたことでしょう。

ブラウザと言えば、Chromeは自動的にアップデートされますね。これに対しての不満を覚えるシステム部門の方も多いと思います。Googleは継続的インテグレーションをしています。つまり、SaaS側(Google Apps for Business等)は常に改善を繰り返して修正をされています。しかし、クライアント側、つまりブラウザがそれに追従できないと、アプリケーション全体で不都合が発生してしまいます。その為、GoogleはChromeブラウザの自動アップデートという強硬手段に出たのであると思います。確かに、他の手はないのかという議論もありますが、現在のところ合理的な判断であると思います。

クラウドの世界では、継続的インテグレーションで常に改善が試みられています。セキュリティにしても、何か問題が発生すると、そのセキュリティの改善がすぐに行われています。新しくよりよいやり物にするには、継続的インテグレーションは不可欠です。今回のiPhone 6 Plusも、私が使い慣れた片手フリックキーボード入力に対して変更を余儀なくされるかもしれません。しかしながら、林信行氏が解説するように『ちょっと触っているうちに、「やはりiPhone 6 Plusのほうがいいかもしれない」という気持ちがどんどん高まってくる』ということであるのであれば、変更を受け入れるべきであると考えた訳です。もっといい方法があるのに、永遠にQWERTYキーボードのような入力方法を使い続けていれば、そのよりよい方法に気がつかないのではというのが、iPhone 6 Plusの印象です。

継続的インテグレーションには継続的アダプテーション(adaptation:適応・順応)が不可欠であると考えた次第です。

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