Pages

2015年4月9日木曜日

コンピュータによる自動化ってどこまで進むの? 〜 IT技術者の仕事は既に自動化されている

ユニリタの戌亥です。

機械学習のことについて調べれば調べるほど、「ゆでガエル」のことを考えてしまいます。

科学的に道理があるのかどうかはわかりませんが、熱湯の入ったお湯にカエルを入れると、直ちに飛び跳ねて生存するが、常温の水にカエルを入れて徐々に温度を上げていくと、カエルが環境に対応するがゆえに、温度の変化に気づかず死んでしまうというやつですね。よく周りの変化に気づかずにどうしょうもなくなってから気づいた時には遅いということの比喩として使われています。

現在2045年度問題とかで、コンピュータが人間の仕事を奪うとか言ってIT業界は盛り上がってますが、そういう人達はIT技術者の仕事は無くならないと思ってるわけです。とんでもない思い違いだと思います。これをゆでガエルと言わずなんというでしょうか?

プログラマの仕事というのは、人間がやることを、コンピュータに教える仕事です。プログラミング言語を使って、原価計算や需要予測をコンピュータに教え込むわけですが、機械学習が進んでいる現在、既にこのようなプログラマの仕事の一部はコンピュータが肩代わりしています。

グーグルの自動運転車を例としてみてみましょう。グーグルは既に100万km以上公道を走るテストをしていますが、なんのためにやってるんでしょうか?
センサーでいろんな情報が入ってくるのですが、従来だと読み取ったセンサーの情報にもとづいて条件を設定し、その条件をもとにハンドルをきるきったり、ブレーキをかけたりするのをプログラミングでやってたわけです。しかし、機械学習をするコンピュータにはそれが必要なく、公道で起こり得るいろんなパターンを経験させてコンピュータに教え込んでるわけです。
つまり、コンピュータプログラマがロジックを書く必要はなく、永遠と公道を走らせれば勝手に覚えてくれるわけですよね。もう既にプログラマの仕事の一部がコンピュータに置き換わってる事象です。

ビッグデータ分析とか、IoTとかで、データサイエンティストが必要だ!とかで盛り上がってますが、コンピュータが学習能力をもってしまえば、3流のデータサイエンティストなんてのはいらないわけです。必要なのは、機械学習の仕組みをチューニングすることができる、つまりコンピュータにそのやり方を教え込む教師のような存在のデータサイエンティストだけであり、その他のなんちゃってデータサイエンティストは必要なくなるんですよね。

コンピュータがコードを書いているわけではありませんが、コードを書くのと同じ効果、つまりロジックを作っているわけです。電王戦で将棋のプロに勝ったコンピュータ将棋を作成した人が、「何故勝つことができたのかがわからない」、と言っているのは、コンピュータが作り出した複雑なロジックを人間が理解していないという点では、コンピュータの方がソフトウェアのロジックを作るのが上手であると言っているようなものです。

2045年なんて悠長なことは言ってられません。
これが「ゆでガエル」のことを思い出してしまう所以です。

                          

0 コメント:

コメントを投稿