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2015年10月8日木曜日

CEATEC Japan 2015 に参加して「ブランド」について改めて考えてみました

Be.Cloud通信戌亥です。

 昨日、CEATEC Japanに行ってきました。今回はIoT関連が多かったように思います。

 この鳥はロームのブースでデモストレーションをしていましたが、リモコンで空を飛びます。 使われている折り紙よりも軽いデバイスを搭載して飛んでおりました。それが、Lazuriteというオープンソースハードウェアを搭載しておりました。面白いですね。こんなハードウェアを作れる日本の技術はすごい!と感激しておりました。ドローンなんかよりずっと面白そうだと感じました。






 その隣に、クラウド・コンピューティング・プラザというのがあります。少し場違いかなと思いますが、弊社もこのクラウド・コンピューティング・プラザに、シングルサインオンとポータルの融合というテーマで出展していますので、是非お立ち寄りください。


 こんな感じでプレゼンもさせていただきました。

 さて、そのクラウド・コンピューティング・プラザでアイピーコア研究所の品川さんが、話をしていたのですが、大変興味深い内容だったので、その話をします。自分の話ではありませんが、少しおつきあいを。人がいっぱいでしたので、私以外の方も興味を持って聞いていたのだと思います。

 その中で、とくにに興味があったのが、iPhoneとAndroidとの売上と利益を比べて、この違いは「ブランド」にあると言ってたことです。よくブランドが売上に貢献すると言います。なんとなく分かりますが、ブランドってなんでしょうか?

 品川さんのプレゼンで「スマホのシェアで、iPhoneが十数パーセントに対してAndroidは80%を超えているが、利益ベースで見るとiPhoneは90%を叩き出しており、Androidは10%を大きく上回っている」ということでした。そしてこれは、ブランドの違いにあると言います。

 しかし、ブランドってGoogleもブランド力ありますよね。「Googleは検索エンジンの会社だから、スマホではiPhoneに利があるのでは」と考えていたら、品川さんは「iPhoneを買う人はスマホが欲しいのではなく、iPhoneが欲しいのです。スマホが欲しい人はAndroidを買います」と。という事は、Appleブランドではなく、iPhoneブランドで消費者は高いお金を出しているのでしょうか?そうすると、iPadはまた、別にブランドを立ち上げたということなんでしょうか?ますますわからなくなってきました。 

 ブランドって難しいですよね。「日本の車は品質がいい」日本の自動車会社がリコール問題を繰り返す中でも、日本品質については、日本のブランド力になっています。私が80年代後半から90年代初めに米国で生活していた頃、日本車は20万キロ走っても平気であるというのが定説でした。日本では10万キロも走れば廃車にしますが、車社会の米国では20万キロ、いやそれ以上に車を使うわけです。

 さて、Appleのブランド力に戻しますが、そのブランド力はiPhoneで始まったわけではありません。初代のマッキントッシュから始まるわけです。途中で、Appleのブランド力は弱くなりましたが、ジョブズが戻ってきて、再びブランド力は上がってきました。その時ジョブズが出したメッセージが、あの有名な"Think Different"なんです。97年のことです。iPhoneが出る10年も前のことです。そして、そのThink Differentは、初代マッキントッシュにもあったわけですし、iPhoneが出てきた時にも、Think Differentはありました。細かい話はしませんが、iPhoneを購入する人はThink Differentを購入しているのではないでしょうか?Androidにはありません。もし、AndroidにThink Differentがあったとしても、買わないでしょう。それは、Think DifferentはAppleのメッセージであり、Googleのメッセージではありません。Appleは常にThink Differentを追求してきたんです。

 逆にGoogleのブランドってなんでしょうか?新しい技術はGoogleからどんどん世の中に出てきます。自動運転車も、車メーカーからではなく、Googleから生まれてきました。Googleが社名をAlphabetに変更したのは、そういう理由ではないかと考えています。

 最近、顧客エンゲージメントという言葉が気になっています。英語のエンゲージメントって「約束」とか「契約」と訳されますが、顧客エンゲージメントは「愛着」と訳されているようです。それは「ロイヤルティ」とも違うということです。個人的には、「共感」が一番近いのではと考えています。Androidを購入する人は、Think Differentに共感していないのでiPhoneを買わないのではと考えています。米国で、アメ車を購入する人と、日本車を購入する人は、車を購入する時に、「共感」するものが違うだけなんではないでしょうか92年頃に、70年代のキャデラックを運転させてもらったことが有ります。壊れても、壊れても修理して乗ってると言ってました。エンジンは3回変えたと。壊れない車が欲しい人と、壊れても修理して乗りたいという人は、共感するものが違うのではないでしょうか?そして、そのオーナーはキャデラックに共感するものがあったから、エンジンを3回も変えても乗り続けていたのだと思います。



私は、ブランドとは長年にわたる、顧客エンゲージメントの積み重ねで出来た成果であると考えてみました。

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