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2015年12月22日火曜日

クラウドサービスはまことに日に新たなり


Be.Cloud通信戌亥です。
今日は冬至ですね。カボチャでも食べてあったまってください。

苟(まこと)に日に新たに日日に新たに又日に新たなり

これは中国の古典に出てくる言葉らしいです。

今日の行いは昨日よりも新しくよくなり、明日の行いは今日よりも新しくよくなるように修養に心がけねばならない。

という意味だそうです。
(以上、ネット検索による)

昭和の経営者である、松下幸之助さんや土光敏夫さんがよく好んで使っていたようですが、私が「日に新た」という言葉に出会ったのは、滋賀県の近江八幡にあるダイフク様の自動倉庫の仕組みを見学に行った時でした。その展示場の名前が「日に新た館」と呼ばれておりました。今でも思い出しますが、そこには、分速何百メートルかで移動する自動倉庫の仕組みが展示されていました。しかし、その仕組みはまだどこにも、利用されていない技術であるとも言ってました。何故なら、早すぎて荷物がズレることがあるからだそうです、しかし、そういう技術は何かで役立ち、もしかしたら、世の中を変える技術となるかもしれません。

テレビドラマの「下町ロケット」の中にも名シーンとして出てきますが、我々は多くの技術者達が発見したり、発明したりする技術の恩恵を受けて生活をしています。そしてそれは我々が後世の人に新しい工夫を残していかなければならないことを意味しています。昨日よりも今日の方が進歩しており、今日よりも明日のほうが進歩していなければならない。それは少しづつでも構わないわけです。

我々コンピュータソフトを作るものとしては、これまで、人間が関わらなければできなかった仕事を、コンピュータが自動化してきてくれました。大量の物流伝票の出力は物流センター毎、積荷毎、顧客毎に仕分けされて出てくるため、トラックへの積み込みが簡単にできるようになりました。企業活動の生産性を少しずつ向上させてきたわけです。ユニリタマガジン11月号のコラムで話した人工知能もそうです。アラン・チューニングの頃から知性を持ったコンピュータは議論をされており、これまで多くの人たちが関わってきて、今の人工知能に至っています。

企業は長くウォーターフォール型のソフトウェア開発を行ってきました。ウォーターフォール(滝)は、その名の通り上流から下流に仕事が流れることを意味します。一回の開発プロセスで一つのバージョンが出来上がり、そして一つの本番展開(デプロイ)が行われます。システムの規模にもよりますが、通常は6ヶ月とか1年で1つの開発が行われます。

しかし、様々なシステムがクラウドで利用できるようになると、競争が激しくなり、出来れば新しい仕組みをどんどんリリースして行きたくなります。むしろ利用者(ユーザ)が、頻繁にシステムが改善されることを好むようになりました。今日のクラウドサービスは昨日のクラウドサービスとは違う。明日のクラウドサービスは今日のクラウドサービスとは違う。毎日改善されるサイクルがクラウドサービスにはあります。それは、インフラからサービスレイヤーに至るまで全てのクラウドサービスの特長です。

5年前、10年前のIaaSのインフラを覚えているでしょうか?当時のサービスと今のサービスでは比べ物にならないほど進歩しています。メールサービスにしてもおなじです。以前はオンプレのメールソフトを使っていました。システム部の人たちは、日々増え続けるメールに対して、システムのメンテナンスが必要でした。ハードディスクが一杯になって、メールが使えなくなると大変です。今では、クラウドのメールサービスにより、1人あたり数十Gバイトのスペースが用意され、そんな心配は無くなりました。これらの技術は突然進歩したものではなく、毎日の努力の積み重ねによって成り立ったものです。まさに、「日に新たなり」です。

そして、あなたがこれからクラウドに構築するであろう顧客向けサービスポータルでも利用者は同じことを要求し始めるでしょう。



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